独習Javaサーバサイド編第2版 第5章まとめ

JSTL

アクションタグ はJSPページからプログラム的な要素のほとんどを取り除き、ソースコードを簡略化する
アクションタグと式を組み合わせることでJavaに精通していない人でもJSPページを記述できるようになる
アクションタグを駆使したコーディングを行う場合、JSTLの導入が必要になる
自分で個別に用意したタグのことを カスタムタグ という
カスタムタグをライブラリ形式でまとめたものを タグライブラリ という
JSTLは特に標準的なカスタムタグを集めたもの
JSTLJava標準化組織であるJCPでJSRとして承認されたもので、近年はスクリプティング要素主体のJSPページ開発から、JSTLを使用した開発に主流がうつっている

・変数の出力をJSTLで表現する

@taglibディレクティブ
<%@ taglib prefix="カスタムタグの接頭辞" uri="タグライブラリ識別のURI" %>
JSPページで使用するタグライブラリを有効化する

・式言語(EL式)

指定された式の値をより簡単に出力できる

式言語
${任意の式}
指定された式の値を出力する

特徴
・与えらえた式を評価し出力することがすべて
・データ型の制約が緩い
・あいまいな式の記述が可能
Javaの知識がなくても記述できる

・Coreタグライブラリ

変数の設定/出力から条件分岐、繰り返し処理など、Javaの基本的な制御構文を代替するライブラリ
・スコープ変数を設定する(ある決められた範囲で有効な変数のこと)
 ・ページスコープ
 ・リクエストスコープ
 ・セッションスコープ
 ・アプリケーションスコープ
 などがある
 値はvalue属性または要素配下のテキストとして指定できる
 value属性と要素本体とはいずれか片方しか指定できない
・変数の値を出力する
・単純分岐を実装する
・多岐分岐を実装する
・繰り返し処理を行う
・Mapの内容を列挙する
・ステータス変数を利用する

・Databaseタグライブラリ

データベースへのデータ登録/更新/検索など基本的なデータベース連携の手段を提供する
java.sqlパッケージに相当する機能を提供するライブラリ
・Databaseタグライブラリでデータベースを検索する
・Databaseタグライブラリでデータを登録する

i18nタグライブラリ

i18nタグライブラリは、日付や数値、メッセージの整形などをロケール(地域情報)に応じて制御する手段を提供する
SimpleDateFormatやDecimalFormat,MessageFormatクラス,Localクラスを代替するライブラリ
・数値データの加工
・日付データの加工
・文字列を数値/日付データに変換
ロケール情報を設定
・国際化対応ページを作成する

・Functionタグライブラリ

文字列を加工するための機能を提供する
Stringクラスを代替する式言語ベースのライブラリ
複数の機能を適用したい場合には複数のタグ(関数)を入れ子に記述することもできる